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海外渡航が不自由な時代フルブライト留学生として渡米、欧米や中東、アジアを旅した 旅行記「何でも見てやろう」は 若い頃、なんども読み返したバイブルだった。 ベストセラー「何でも見てやろう」の作家 小田実さんが亡くなった。 「大阪空襲の中を逃げ回って、いやおうなしに敗戦体験をした」。 並はずれた行動力と人間的な魅力で「ベ平連」で反戦デモを率いた。 芦屋浜の高層住宅で被災した95年の阪神大震災では、 被災者の生活再建支援に公的資金の支給を求める市民団体を結成。 その運動は小田さんの実行力のおかげで「被災者生活再建支援法」に結実した。 小田さんはよく左翼とまちがえられたが、彼ほどの愛国者はいないと思う。 小田さんは、常に時代のただ中に身を置いて、 見て、体験して、書いた「行動する作家」だった。 つばを飛ばしながら語る 彼独特の関西弁がなつかしい。
by ikkyuan
| 2007-07-30 13:01
| 「何でも見てやろう」
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