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秘境といわれるこの山里にもお盆がやってきた。 いつもはひっそりとしているこの里も、都会からお盆帰りの人びとでにぎわっていた。 わら屋根から漂うかまどからの煙も、このにぎわいを喜ぶかのようだ。 久しぶりに隠者さんにも会うことができた。 隠者さんとは、こちらの地方では深山や霊山、大自然のなかで難行苦行の修行を積んだ山伏(やまぶし)、行者さんのことをいう。 最近の世間では、「顔の見えない陰湿な事件」が増えているという話題にふれた。 隠者さんはいった。 顔が見えないことをいいことに 「人のいやがることを平気でやる人」 「人に難くせを付けたがる人」 「自己中心で他の人に思いやりのない人」には、 本人の根っからの性格もあるが、 「うしろ暗いことをやる人には」 かならず陰湿な悪玉の「背後霊」がつきまとっているものだ。 もちろん、本人にはそれと判らないし、見えないのだが、 何らかの予兆を感じているはずだ。。 恐らく自分の顔が見えたところでは、人が迷惑に感じることはやらないだろう。 またそんなことはできないし、しないと思うよ。 いわば「卑怯者」「臆病者」「人間性喪失」のたぐいに入る人間だ。 そういう人間には反省などのぞむべくもないのだが。 「天知る、地知る」といって、そういう人に対しては、 やがて天空からも、 大地からも、 その背後霊からもこっぴどく仕返しと手痛いむくいを受けるだろうよ。 人間とは、浅はかなもので、それに気づかないでまた罪を重ねる。 この世の中、道をはずしたそういう人間が多くなっているのもたしかだ 「人間よ、善行を積むことに臆病であってはならない」。 「心あたりのあるその罪びとはこれらの写真をよく見つめることじゃな」 と、隠者さんから教えをたもうた。 「大自然の怒りをかうことなかれ、大自然の神よ 恐るべし」。
by ikkyuan
| 2005-08-24 16:01
| 隠者の ことば
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