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人生のいさぎよい美学に生きた西行が 最後に到達した境地とは 「願はくは 花の下にて春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」 時空を超え 生命をひたすら 見つめつづけ 花や月を 愛でて生きた 平安末期の歌人 西行をしのんで。 「ひとり住む 庵に月のさしこずは なにか山辺の 友にならまし」 歌人 西行の終焉の地として知られる 葛城山のふもとに建つ 弘川寺(大阪・河南町)を訪ねた。 豪華でなく、華やかでなく、奥深い場所に ひっそりと 歌人の墓があった。 晩年の西行の心に すこしでも近づこうと 静寂の西行の庵に たたずんでいた。 「心をば 深き紅葉の色にそめて 別れゆくや 散るになるらむ」 「水の音は さびしき庵の友なれや 峰の嵐の 絶え間絶え間に」 誰が投げたか 西行をしのび 西行庵のわら屋根に小銭がまかれていた。
by ikkyuan
| 2006-11-01 20:22
| 西行
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